横浜FM久保は「持っている」 新加入の17歳が“覚悟のJ1得点”、同僚の「タケ評」は?
松原との連係から移籍後初ゴール 「シュートの上手さはタケのストロング」
「やっぱり“持ってるね”。あの場面で点を取れるわけだから」
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横浜F・マリノスは26日に行われたJ1リーグ第24節ヴィッセル神戸戦、今夏に加入したMF久保建英のJ1初ゴールで2-0と勝利。最終ラインの一角で身体を張って無失点に抑えた生え抜きDF栗原勇蔵は、自身の半分の年齢である殊勲の17歳を称えた。
久保は22日の天皇杯ラウンド16・ベガルタ仙台戦で移籍後初出場。試合には2-3で敗れたものの、絶妙な浮き球のパスでDF畠中槙之輔のゴールを演出し、良いイメージを持ってリーグ戦の舞台に立った。
横浜FMでのリーグ戦初のゲームは、3-4-2-1の右シャドーでプレー。「入りは良くなかった」と本人も振り返る通り、序盤は上手くボールを受けられず、ドリブルも相手に囲まれて潰されてしまっていた。
しかし後半11分、MF喜田拓也から縦パスを受けた久保はドリブルで持ち上がり、右サイドをオーバーラップしたDF松原健に絶妙なパスを展開。切り返しからの横パスをゴール正面で受けると、ワントラップから左足を振り抜き、強烈な一撃をゴール右隅に突き刺した。嬉しい移籍後初ゴールは、自身J1初得点。FC東京からの移籍が正しかったことを証明する覚悟がにじみ出たワンシーンだった。
前半は中盤がボールを持った時にサイドが空いているシーンがあったことを、松原はハーフタイムに映像で確認。「タケ(久保)なら左利きだし、こっち(右サイド)が見えるだろうと思って大きく呼んだ」ところ、意図通りにパスが出てきて見事に得点につながったという。
「最初のトラップで良いところに置けましたよね。パスを出すのかなと思ったけど、シュートの上手さはタケのストロング(ポイント)だし、チームとしてすごく助かった」(松原)