元英代表FWオーウェン、キャリア晩年の苦悩告白 「早く引退したいほどの状況だった」
ワンダーボーイとして早くから脚光、イングランド代表でも89試合40得点と活躍
リバプールやレアル・マドリードなどで活躍した元イングランド代表FWマイケル・オーウェンは、度重なる怪我が自身の体を蝕み、キャリアの晩年は思うようにいかない状況が嫌だったと告白している。
若くして頭角を現したオーウェンはワンダーボーイと称され、リバプール、レアル、ニューカッスル・ユナイテッド、マンチェスター・ユナイテッドを渡り歩き、2013年に現役から引退。クラブレベルでは公式戦482試合・222得点、イングランド代表では89試合・40得点の数字を残した。
だが、サッカー人生には怪我が付きまとった。19歳の時にハムストリングを負傷して5カ月間の離脱を余儀なくされると、その後も怪我を重ねてキャリアに大きな影響を及ぼしている。
米スポーツ放送局「BT Sport」のインタビューに答えたオーウェンは「私は素早く相手の間を走り抜けて打ち負かすことができた。それが私の持ち味だった」と語ったうえで、度重なる怪我が自身の気持ちを難しいものにしていったことを明かしている。
「私は相手の間を走り抜くことができず憂鬱だった。そして、自分の体が悲鳴を上げていることを知っていた。最悪なのは、人生の中でまた直感的にやってしまったと思えば、また考え始めなければならないということ。本当に嫌だよね」
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