浦和のオリヴェイラ監督、名古屋戦完敗で主審に憤怒 「エリア付近で何度も吹かれた」
敵地・名古屋戦で1-4と敗戦、浦和のオリヴェイラ監督が怒り心頭で主審の判定に言及
浦和レッズのオズワルド・オリヴェイラ監督は、26日のJ1第24節、敵地での名古屋グランパス戦で1-4と敗れた後、さながら“赤鬼”のように顔を紅潮させて記者会見で厳しい言葉を並べた。その対象は西村雄一レフェリーだった。
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浦和は主将のMF柏木陽介を左内転筋の張りで欠いた。名古屋遠征には帯同したものの登録メンバー入りは叶わず、オリヴェイラ監督は「柏木は重要な選手なので今日の試合に出場できなかったのは残念。浦和は良いゲームをして最後までチャンスを作った。その決定機で2点、3点を決めていれば違う試合になった。いつも柏木には出場してもらいたいが、彼がいなくても良いゲームができたと思う」と話した。
名古屋のエースFWジョーがハットトリックを達成した一方、浦和はオウンゴールの1点にとどまった。まさに指揮官の言葉どおり、ゴール前での決定力の差がスコアに表れた形だったが、その要因について問われるとオリヴェイラ監督は怒りの表情で一気に言葉をつないだ。
「ジョーという素晴らしい、マークしづらいストライカーの存在が一つです。ですが、今日はジョーのアシストに大きく貢献したのがレフェリーです。ファウルが我々のペナルティーエリア付近で何度も吹かれた。槙野がきれいにクリアした場面でもファウルの笛が吹かれた。その30秒前には武藤が倒されたが笛が鳴らなかった。まるで名古屋の得意なところでFKを与えようと思っていたかのような判定だった」
1-1の同点で迎えた前半44分、名古屋のMFガブリエル・シャビエルが縦パスを受けようとしたところ、背後からマークしていたDF槙野智章はシャビエルの体の横から足を出してボールをカットした。しかし、西村レフェリーは槙野のファウルと判定し、このセットプレーからジョーのゴールが生まれた。勝ち越しゴールにつながったジャッジだっただけに、指揮官は怒り心頭といった様子だった。