J初ゴールのトーレス、鳥栖の“新ホットライン”に喜び 福田から「素晴らしいアシスト」
福田からトーレスへ、公式戦2試合連続で“ホットライン”が炸裂
サガン鳥栖は26日、J1第24節でガンバ大阪と本拠地で対戦し、3-0で快勝を収めた。元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスはこの日2アシストを記録すると、後半41分には待望のリーグ戦初ゴールをマーク。全3得点に絡む活躍で、勝利の立役者となった。
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22日に行われた天皇杯ラウンド16のヴィッセル神戸戦(3-0)で移籍後初ゴールを記録し、迎えた16位鳥栖と17位G大阪による残留争いの大一番。試合が動いたのは後半3分だった。FW小野裕二が敵陣でボールを受けると、トーレスに縦パスを供給。これをトーレスが丁寧に落とすと、小野が右足で強烈なダイレクトシュートを放つ。これが相手DFに当たり、ゴール左へと流れ込んだ。
勢いに乗る鳥栖は同14分、ロングフィードに競り勝ったトーレスがFW金崎夢生へボールを渡すと、ワンツーで再びボールを受ける。右サイドで前を向き、再びボックス手前に構えていた金崎にパスを通すと、これを金崎がダイレクトで左足を一閃。ゴール左隅に突き刺さり、移籍後初ゴールとなる追加点を奪った。
そして待望のシーンは同41分に訪れる。カウンターの場面でMF福田晃斗がクロスを上げると、ゴール前で構えていたトーレスがダイビングヘッドを突き刺し、公式戦2試合連続となる一撃でJリーグ初ゴールを記録した。ゴール直後には、トーレスの真骨頂でもある、両手で弓を射るゴールパフォーマンスを披露し、会場を大いに沸かせた。
試合後のヒーローインタビューを受けたトーレスは、開口一番に「Jリーグ初ゴールができてとても嬉しい」と喜びの言葉を口にした。そして、22日に行われた天皇杯の神戸戦で移籍後初ゴールを記録した時と同じく、Jリーグ初ゴールもMF福田晃斗のアシストから生まれた。
「またアキトの素晴らしいプレーからアシストしてもらった。私も今日はアシストできたから、完璧な試合にすることができた」
トーレスは福田へ感謝の意を示し、1ゴール2アシストと大車輪の活躍を披露した一戦に満足感を示した。公式戦2試合連発と好調なトーレスと福田のホットラインは、J1残留を目指す鳥栖にとって最大の起爆剤となりそうだ。