「“クロップ時代”を取り戻したい」 ドルトムント新主将ロイス、王座奪還への決意
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ブンデス開幕戦を前に意気込み語る 「全身で誇りを感じられるように…」
ドルトムントの新主将を務めるドイツ代表MFマルコ・ロイスが、かつてユルゲン・クロップ元監督(現リバプール監督)の下、ドイツ・ブンデスリーガ2連覇を果たした時の感覚をチームとして取り戻したいと、タイトル奪還へ意気込みを語った。ドイツ紙「ビルト」の内容の一部を、ドイツメディア「SPOX.com」やドイツ誌「シュポルト・ビルト」が報じている。
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クロップ氏は2008年から15年までドルトムントを指揮。それまでブンデスで苦戦が続いていたチームは徐々に順位を上げ、10-11シーズンに01-02シーズン以来の優勝を果たした。その勢いは衰えず、11-12シーズンにはブンデス2連覇を達成。さらに12-13シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝にも進出し、近年におけるドルトムントの黄金期を築いた。香川真司、ルーカス・バリオス、ヌリ・シャヒン、マリオ・ゲッツェ、ロベルト・レバンドフスキなど次々とスター選手が生まれ、欧州のトップクラブとして名が知れ渡った。
カリスマ的な人気を誇ったクロップ氏の退任後、チームはトーマス・トゥヘル氏、ペーター・ボス氏、ペーター・シュテーガー氏が率いた。15-16シーズンは前年の7位から2位と盛り返したが、16-17シーズンが3位、17-18シーズンが4位と順位が下降中で、勝ち点でもバイエルンに差をつけられており、昨季に至っては「29」差。6連覇中の“ライバル”の後塵を拝している。
ロイスは「いわゆる“クロップ時代”の後のことだけど、このところ2、3年、BVB(ドルトムントの略称)の特色やこのクラブの感覚を成しているものが少し失われたように感じていた」とコメント。その点で「あの頃いた場所に戻る」手助けをしたいと述べ、「欧州の舞台で再び認められ、最高の舞台に出場し続けられるよう、このクラブでプレーすることを僕らが再び全身で誇りに感じられるよう」尽力したいと話した。