独デビューの久保、ニュルンベルク監督が“合格点” 「スペースを有効に使っていた」
加入7日目でブンデス開幕戦に出場、ビッグチャンスも作り出す
ドイツ・ブンデスリーガは現地時間25日に各地で開幕戦が行われ、日本代表FW久保裕也が所属するニュルンベルクはヘルタ・ベルリンと敵地で対戦し、0-1で敗れた。この試合で久保は先発フル出場。ゴールは挙げられなかったが、ブンデスリーガデビュー戦でビッグチャンスを作り出している。
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ベルギーのヘントから1年の期限付き移籍で19日に加入したばかりの久保。チームに合流してから日が浅いものの、この日はFWアダム・ズレリャクがウイルス性胃腸炎で欠場となったことから先発の座をつかみ、3トップの左に入った。中央へ持ち上がってシュートを放つなど前半から積極的なプレーを見せていたが、最大の見せ場は1点ビハインドで迎えた後半14分にやってきた。
左サイドでロングボールに抜け出すと、相手DFをかわしてゴールライン際をドリブルし、GKと1対1に。右足で放ったシュートはブロックされたものの、個人技を見せた。続くCKではヒールキック。惜しくもボールはゴールポストを直撃し同点弾とはならなかったが、一瞬のチャンスに光る技術を見せた。
その久保のプレーについて、ドイツ紙「ノルトバイエルン」は「久保の左サイドでの素晴らしいドリブル。GK(ルネ・)ヤーステインはコーナーに逃れた」と綴っている。
試合後、記者会見に臨んだミヒャエル・ケルナー監督は、「久保は監督の期待にある程度応えられたか」との質問に対し、「もちろん満足している。彼はいいプレーをした。合流して間もなかったが、素晴らしい選手であることを見せた。スペースを有効に使っていたし、満足している。今後、彼がさらに力強いプレーを見せ、良いパフォーマンスで日本の皆さんを喜ばせることができるよう願っている」とコメントしている。
巡ってきたチャンスをつかみ、指揮官から“合格点”をもらった久保。次節は9月1日、本拠地にマインツを迎えるが、ホームのサポーターの前で活躍し、ファンのハートをつかめるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)