VAR判定に救われたバルセロナ 劇的同点弾「取り消し」に敵地大ブーイング
敵地バジャドリードで大苦戦も1-0辛勝、開幕2連勝を収める
バルセロナがVAR(ビデオ・アシスタントレフェリー)に救われる形でリーガ・エスパニョーラ開幕2連勝を飾った。現地時間25日に行われた第2節バジャドリード戦でフランス代表FWウスマン・デンベレのゴールで1-0と勝利。後半アディショナルタイムには、バジャドリードの同点ゴールと思われたシュートがオフサイドで取り消された。
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試合はバジャドリードのホームスタジアムであるエスタディオ・ホセ・ソリージャのピッチ状況が劣悪ななか、バルサがボール回しに苦慮する展開に。前半22分にはデンベレが際どいシュートを放つ一方、バジャドリードのセットプレーなどで肝を冷やす場面が目立った。
ブラジル代表MFコウチーニョ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスが決定機を決めきれず前半をスコアレスで終えたが、後半12分に試合が動く、左サイドからのロングパスをMFセルジ・ロベルトがゴールラインぎりぎりで折り返すとデンベレが右足ダイレクトで叩き込み、1-0とリードした。
1点を先制したバルサがゲームを支配するかに見えたが、ボールコントロールでのミスが散見し、バジャドリードの逆襲を浴びる場面がたびたびあった。
そして問題のシーンは、後半アディショナルタイムに起きる。バジャドリードはCKからの流れでMFボルハのショートクロスから、ゴール前に入り込んだ途中出場のFWケコが頭で叩き込む。スタジアムは同点ゴールに大いに沸いたが、DFジェラール・ピケらが抗議。審判団もVARで確認した結果、ケコのポジショニングがわずかにピケよりも出ていたとして、オフサイドの判定で劇的な同点ゴールは取り消しになった。
耳をつんざくような大ブーイングのなか、試合はそのままタイムアップ。今季からリーガで導入されたVARに救われる形で、バルサは開幕2戦で勝ち点6を得ることになった。