なでしこジャパン、アジア大会“女王”北朝鮮を2-1で破り4強進出! 韓国と激突へ

なでしこジャパンは、前回王者・北朝鮮を破ってアジア大会準決勝進出【写真:AP】
なでしこジャパンは、前回王者・北朝鮮を破ってアジア大会準決勝進出【写真:AP】

岩渕が先制ゴール、長谷川の豪快ボレーで突き放す

 なでしこジャパン(日本女子代表)は25日、インドネシアで開催されているアジア大会の女子サッカー準々決勝で前回優勝の北朝鮮と対戦し、2-1で競り勝った。

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 試合は立ち上がりから両者が積極的に攻めつつも、一進一退の展開だった。双方ともにゴール前に迫るものの決定機を迎えるに至らず、じりじりとした時間が流れた。そのなかで、先にスコアを動かしたのが日本のセットプレーだった。

 前半40分、右コーナーキックをMF中島依美(INAC神戸)がファーサイドに上げると、FW田中美南(日テレ・ベレーザ)が頭で中央に折り返した。そこに、FW岩渕真奈(INAC神戸)が相手の隙間を縫うようにしてボールにアプローチし、左足で蹴り込んだ。日本は貴重な先制点を奪い、1-0でハーフタイムを迎えた。

 後半から高倉麻子監督は、田中からFW菅澤優衣香(浦和レッズレディース)を投入すると、立ち上がり3分に決定機を迎えた。中盤で中島のフリックパスを受けた岩渕が一気にドリブルで持ち込み、ペナルティーエリア内で菅澤にラストパス。GKと1対1だった菅澤だが、シュートを外して絶好のチャンスを逸してしまった。

 それでも日本は同17分、MF長谷川唯が菅澤に縦パスを当て、リターンを受けるとトラップからそのままボールを落とさずに右足ボレー。鮮やかなシュートがゴールに吸い込まれ、日本は2-0とリードを広げた。

 しかし、日本は北朝鮮の反撃に対し、DF阪口萌乃(アルビレックス新潟レディース)が反転しようとする相手の腕を掴んで倒してしまいPKを献上。前半のうちに警告を受けていただけにヒヤリとしたが、退場処分にはならずに済んだ。これを相手主将のMFキム・ナムヒにゴール右に流し込まれ、試合残り20分ほどで1点差に詰め寄られた。

 それでも日本は残り時間を守備一辺倒にならないサッカーで進め、追加点こそ奪えなかったものの1点差をキープして2-1で勝利。準決勝では香港を破った韓国と対戦する。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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