韓国代表は「アジア最高のチーム」 ベント新監督、若手発掘に意欲「有望株が多くいる」

韓国代表の新監督に就任したベント氏【写真:Getty Images】
韓国代表の新監督に就任したベント氏【写真:Getty Images】

韓国代表新監督の就任会見に出席 重慶力帆での“解任”は「失敗ではない」

 韓国代表の新指揮官に元ポルトガル代表監督のパウロ・ベント氏の就任が決まり、23日に公式会見が行われた。韓国のサッカー専門サイト「インターフットボール」が、その内容を詳細に伝えている。

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 ベント監督はまず、韓国代表監督を務める理由について「韓国協会のキム・パンゴン選任委員長と話した内容が、私の選択に大きな影響を与えてくれた。掲げる目標が明確で、長期的な計画があったことが決め手となった。アジア最高のチーム、素晴らしい選手とともに、2019年アジアカップと2022年カタール・ワールドカップ(W杯)に備えることが、我々の最も重要な課題」と語っている。

 また、韓国がこれまでW杯で築いてきた結果について、「W杯に9回連続で出場し、ベスト16入りを二度も達成している。当然、W杯に対する期待値は高い」と評価した。

 一方、ベント監督は今年、中国スーパーリーグの重慶力帆を率いたが、契約期間を満了せずに7月に解任された。これについては「中国で失敗したとは思っていない。チームで私に課された目標は1部リーグ残留だった。実際に1部に残留していたし、シーズン中、一度も降格圏に落ちたことはない。結果からして、失敗ではない」と語っていた。

 ベント監督のデビュー戦は、来月7日のコスタリカ、11日のチリとの国際親善試合となる。

 ニュース総合サイト「東亜ドットコム」によれば、今月27日に代表メンバー23人を発表する予定で、ベント監督は「ロシアW杯メンバーが主軸になるだろう。だが、本大会に出られなかった選手も代表に呼ぶ考えだ」と語っている。

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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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