エイバル戦出番なしの柴崎、ヘタフェ監督が起用に言及 「ピッチに入ることもできたが…」
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前半38分にアランバリが痛んだ際にアップを始めるも、最終的に交代カードに選ばれず
ヘタフェの日本代表MF柴崎岳は現地時間24日のリーガ・エスパニョーラ第2節エイバル戦でベンチスタートとなり、最後まで出番が巡ってこなかった。2-0で勝利した試合後、ペペ・ボルダラス監督は会見で柴崎を起用しなかったことについて触れたという。スペイン紙「マルカ」が伝えている。
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柴崎は開幕戦のレアル・マドリード戦(0-2)で先発出場し、中盤センターの位置でゲームメークを試みたものの押され気味の展開で決定的な場面を作るに至らなかった。続くエイバル戦ではスタメンを外れてベンチスタート。ヘタフェは前半18分に後方からのロングボールを起点にスペイン人FWアンヘル・ロドリゲスが右足シュートを蹴り込み先制点をゲットした。
そして前半38分にはこの日先発したウルグアイ人MFマウロ・アランバリが負傷でピッチに座り込み、柴崎が急ピッチでアップを始める場面もあったが、結局交代はされないままだった。その後ヘタフェはエイバルに攻め込まれる場面があったものの、後半45分に右サイドの崩しから途中出場のスペイン人FWホルヘ・モリーナが決めて勝負あった。
今季初のホーム戦で勝点3を得たボルダラス監督は「エイバル戦は常に難しい展開となる重要な試合だったので、満足している」と手ごたえを口にする一方、柴崎のアップについてこう触れている。
「マウロに問題が発生したので、ウォーミングアップを高めていった。マウロ自身がプレーを続けられもしたし、(柴崎が)ピッチに入ることもできたが、他の選手を投入することを決断した。ガクはあらゆる面で模範的な選手だよ」
今季開幕前には移籍の噂が立った柴崎だが、現時点ではそれが実現していないため、去就が注目されている。しかし、ボルダラス監督の言葉は戦力の一人として数えている模様だ。昨季同様レギュラー争いは熾烈を極めそうだが、柴崎はプレーメーカーとしての能力を発揮して出番を増やせるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)