チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督が、FWラダメル・ファルカオの獲得に踏み切った理由について言及した。英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。
　ファルカオは昨季、ASモナコからマンチェスター・ユナイテッドに買い取りオプション付きで1年間の期限付き移籍をしたが、高額な年俸に見合った活躍ができず、リーグ戦わずか4ゴールという結果に終わっていた。
　結果、買い取りオプションは行使されずに移籍期間満了でモナコへの出戻りを余儀なくされたが、そこに手を差し伸べたのがチェルシーをプレミア王者に導いたモウリーニョ監督だった。
「彼は悪いシーズンを送った後にここにやってきた。だが、私はそれにこだわるつもりはないし、その解決策を見出すまでだ。我々は何度も分析を重ね、獲得にゴーサインを出した。そして、彼は今良いコンディションを示してくれている。我々の助けになると信じるのに十分さ」
　モウリーニョ監督は、昨季終了後にクラブを退団したFWディディエ・ドログバの後釜を模索していた。昨季22得点を挙げたインテルのFWマウロ・イカルディ、アトレチコ・マドリードのFWアントワーヌ・グリーズマンらが候補にあげられていたが、ポルトガル人指揮官が最終的に指名したのは、不振にあえぐコロンビア人エースだった。