日本の池田監督「よく戦ってくれた」 U-20女子W杯初優勝で選手の奮闘ぶりを称賛
決勝でスペインに3-1勝利でリベンジ、指揮官も評価「ハードワークができると信じていた」
“ヤングなでしこ”の愛称を持つU-20女子日本代表を世界の頂点に導いた指揮官は「選手たちが立てた目標の手伝いができた」と、謙虚な言葉ながら笑顔で喜んだ。現地時間24日のU-20女子ワールドカップ(W杯)決勝で、池田太監督に率いられた日本はスペインに3-1と勝利し、初優勝を飾った。
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池田監督は現役時代に浦和レッズでプレーし、指導者としてはアビスパ福岡で代行監督を務めた経験も持つ。実直なプレーと性格を表したかのように、大会を勝ち抜いた日本チームは4-4-2システムで全員がサボらない忠実な守備組織が目立った。そこから、前線の選手たちの創造性を生かしたサッカーが、世界一を手繰り寄せた。
池田監督は「選手たちがよく戦ってくれましたし、日頃から選手を育ててくれたみなさんや女子サッカーに関わる皆さんに感謝とおめでとうと、いろいろなことを伝えたい。スペインも前線に力のある選手がいたが、ハードワークができると選手を信じていた」と話し、グループリーグ第2戦で0-1と敗れたスペインとのリターンマッチを制しての優勝を喜んだ。
MF長野風花(仁川現代製鉄)ら、2016年にU-17女子W杯で準優勝したメンバーを中心に据えたチームを「スタートした時に選手たちが世界一という目標を自分たちで掲げた」と明かす。「笑顔とハードワークがこのチームの武器」と話していた指揮官は「その手伝いができたと思う」と、あくまでも主役は選手たちと強調した。
これで日本女子サッカーは、A代表、U-20、U-17と全てのカテゴリーで女子W杯を制する世界初の快挙を成し遂げた。この世代は11年の女子W杯優勝を見て育った世代だけに、池田監督は「(この優勝を)サッカーをこれから始めたいと思っている女の子にも伝えたい」と、さらなる日本女子サッカーの発展にも目を向けていた。