ヤングなでしこ、U-20女子W杯決勝スペイン戦で1-0リードのまま後半へ
前半38分にMF宮澤が約20メートルのミドルシュート、今大会初ゴールで日本が先制
ヤングなでしこの愛称を持つU-20女子日本代表は、現地時間24日にフランスで開催中のU-20女子ワールドカップ(W杯)決勝戦に臨み、スペインを相手に1-0とリードして前半を折り返した。
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日本はこのU-20世代で初の決勝進出を果たし、これまでに優勝しているA代表とU-17世代に続き、女子サッカー界では史上初のW杯全カテゴリー制覇に王手をかけている。
グループリーグ第2戦で0-1と敗れたスペインとのリターンマッチになった日本は、準決勝からメンバーを一人変更。当初は左サイドバックに高さのある左利きのDF高平美憂(ベガルタ仙台レディース)の出場が発表されていたが、試合開始直前に右利きで幅広いプレーが持ち味のDF北村菜々美(セレッソ大阪堺レディース)の出場に変更された。他は同じ10人が並んだ。
試合開始当初はスペインにボール保持を許したが、徐々に日本もペースをつかんだ。前半13分にはここまで5得点のFW植木理子(日テレ・ベレーザ)が鋭いターンから相手のプレッシャーを受けながらも前進してシュートを放ったが、わずかに枠を外れた。逆に同15分には、相手CKから6得点でランキングトップの相手MFパトリシア・ギジャーロにヘディングで叩かれたが、枠外に外れて難を逃れた。
スペインが攻勢に出る時間が長くなるなか、同22分にはMFマイテ・オロスのミドルシュートが際どいコースに飛んだが、GKスタンボー華(INAC神戸レオネッサ)のファインセーブが飛び出し、先制を許すことなく試合を進めた。
ボールポゼッションを完全に取られて自陣で凌ぐ展開になった日本だが、先制点は耐えた先に待っていた。同38分、久しぶりとなった安定したポゼッションからボールがMF宮澤ひなた(日テレ)に渡ると、寄せが甘くなった瞬間に約20メートルのミドルシュート。これがゴールに吸い込まれて貴重なゴールとなった。今大会で右サイドから日本の攻撃を組み立てていたテクニシャンは、この決勝戦で嬉しい大会初ゴール。日本が1点リードしたままハーフタイムに突入した。
(FOOTBALL ZONE編集部)