クロップ監督、エジルのスケープゴート化を非難 「誤報の典型例」「誇張して報じられている」
「母国に忠誠心を抱いていることは疑いようがない」
そんななか、クロップ監督はドイツテレビ局「Sport1」の取材に応じ、エジルはスケープゴートにされただけだと自身の見解を示した。
「完全な誤報の典型的な例だし、まったくのナンセンスだ。あの写真は最初はエルドアンに使われ、それから他の多くの人間に使われた。政治の世界ではいつだって小さなことが誇張され、大きなことは押しのけられる。正しいことを言うのは簡単ではないから、インテリジェントな人間はコメントを控えるものだ。考えのない人間が、大声でこの話をしている」
また、クロップ監督は「私はイルカイ・ギュンドアンも、エムレ・ジャンも、ヌリ・シャヒンもよく知っている」とコメント。エジルのことはそこまでよく知っているわけではないが、としながらも「彼らが我々の母国に忠誠心を抱いていることは少なくとも疑いようがない」と強調した。
「文化的な多様性はクールだと2006年W杯の時、みんなが思ったはずだ。その多様性が素晴らしく機能したのを我々全員が目にしている。二人の選手は、政治的に極めて知恵のある人間によって写真を撮るよう誘導され、100%正しいと思うことを言う機会をほとんど与えられずにいる」
エジルとギュンドアンを擁護したクロップ監督は、冷静になり、背後に誰がいるのか見極めるべきだと説いていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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