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退団濃厚なインテル長友の“後釜”に、中国のセルヒオ・ラモス急浮上!
マンチーニ監督が広州恒大DFチャン獲得を示唆
インテルは27日の国際親善試合インターナショナル・チャンピオンズカップでレアル・マドリードに0-3の完敗を喫し、中国ツアーを終えたが、ロベルト・マンチーニ監督は「中国人選手にとても興味深い存在がいる」と語っている。
その対象が、中国代表DFチャン・リンペンだ。広州恒大でプレーするストッパーは、185センチの長身でサイドバックをこなす柔軟性を持っている。そのハードなプレーぶりから、「中国のセルヒオ・ラモス」というニックネームを持つほどだ。
マンチーニ監督は「興味深い選手だよ。将来的に我々と共にあるかどうか、可能性を見てみよう」と獲得を示唆する発言を残している。
昨季まで広州を率いてきたのがマルチェロ・リッピ、ファビオ・カンナバーロといったイタリア人監督だったということが、チャン獲得への一因になりそうだ。カンナバーロ監督も「チャン・リンペンを含め、広州には他にも3、4人がヨーロッパで問題なくプレーできる」というコメントを語っている。
チャンと広州の契約は2020年まで残っているが、800万ユーロ(約11億円)の移籍金で獲得可能だとされている。過去にも、インテルのアジア戦略の一環として獲得候補の1人と報じられたこともある。日本代表DF長友佑都がトルコ名門ガラタサライや、プレミア昨季9位ストーク・シティなどに移籍する可能性が高まっており、地元メディアは「放出する必要がある選手」とも報じている。
インドネシア人富豪のエリック・トヒル会長はアジア市場開拓を継続する中で、インテルの副キャプテンまで上り詰めた長友の後釜は“中国のラモス”になるのか。インテルの動きに大きな注目が集まる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images