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ドルトムント主将フンメルス 昨季不振の原因とは?
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オーバーウエイトと悪循環
ドルトムントの主将、DFマッツ・フンメルスが昨季前半戦の低調なパフォーマンスの原因を「太り過ぎだった」と語り、コンディション調整に苦しんでいたことを明かした。ドイツ地元紙「キッカー」が報じている。
昨季ドルトムントは序盤戦から大きく出遅れ、一時は最下位に沈むなど低迷。徐々に調子を上げ、最終的にはリーグ7位でシーズンを終えたものの、フンメルスはチームの不調に合わせるかのように低調なパフォーマンスに終始した。本人もそのことを認めており、昨季前半戦の出来を「これまでの人生で最悪」と評するほどだった。
そして、その原因は「太り過ぎ」によるものだったという。フンメルスは昨季を振り返り、「体の重さを感じ、見た目にも太っていた。当時の体重は悲惨なものだったよ。フラストレーションが溜まり、体重が増えた。そして、(パフォーマンスが落ちて)前半戦はフラストレーションの溜まる内容だった。悪循環に陥っていたよ」と語っている。
「体重も落とし、2014年とは全く違ういいコンディションに戻ってきた」
世界王者ドイツ代表の一員でもあるセンターバックは昨季の反省から、このオフはきっちりとコンデションを整えることに成功したようだ。新シーズンは万全の状態で臨むことができそうだ。
マンチェスター・ユナイテッドからの興味が伝えられるなど、移籍のうわさも報じられたフンメルス。すでに残留を公言しており、今季もドルトムントでプレーすることが決まっている。DFながら正確なフィードやセットプレーでの強さを備え、攻撃面でも大きく貢献する。4季ぶりのブンデス制覇に向け絶対不可欠な男は今、完全復活に向け熱い思いをたぎらせている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images