川島永嗣、シティの補強候補に浮上 第2GK離脱で英紙「適した穴埋め」「経験豊富」
ブラーボが練習でアキレス腱断裂 イングランド移籍市場閉幕で無所属の川島に白羽の矢
マンチェスター・シティは、守護神2番手のチリ代表GKクラウディオ・ブラーボが20日のトレーニングで左足アキレス腱断裂の重傷を負い、今季絶望の可能性も囁かれている。プレミアリーグの移籍市場はすでに閉幕しており、来年1月までは新戦力を獲得できない状況だ。そこで、地元紙は唯一獲得が可能な無所属のGKをリストアップ。三人の候補者の一人に、日本代表GK川島永嗣がノミネートされている。
シティは15日に中盤の柱であるベルギー代表MFケビン・デ・ブライネが右膝を負傷し、約3カ月の長期離脱が決定。ショッキングなニュースからわずか2日後、今度は第2GKブラーボが左足アキレス腱断裂の重傷と故障者が相次いでいる。
プレミアリーグは9日に夏の移籍市場が閉幕しており、無所属の選手以外は新戦力を獲得できない。正守護神のブラジル代表GKエデルソンがいるとはいえ、控えがユースでの試合経験しかない20歳のGKダニエル・グリムショーしかいないのは心許ない。
英紙「マンチェスター・イブニング・ニュース」は、「グアルディオラは経験豊富なシュートストッパーを獲得する必要があるかもしれない」と言及。昨季はクリスタル・パレスに所属していた35歳の元ブラジル代表GKジエゴ・カバリエリ、アトラスでプレーしていた32歳のアルゼンチン人GKオスカル・ウスタリとともに、昨季限りでフランス1部メスを退団した川島の名前も挙げている。
「35歳はブラーボが不在の間、シティに適した穴埋めができる経験豊富な選択肢だ。カワシマはグアルディオラのスタイルである足元に優れたタイプのGKではないが、シーズンが進むにあたっては一定のカバーが見込めるだろう」
パスサッカーを標榜するペップ・グアルディオラ監督は、GKに高いレベルの足元の技術を求めることで知られる。川島はその分野に関してはとりわけ秀でているわけではないが、豊富な経験とシュートストップ力は十分に役立つと分析されている。
果たして、昨季プレミア王者に川島が加入するチャンスは巡ってくるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)