バルサ、PSGの2年連続引き抜きを阻止へ クロアチア代表MFラキティッチは残留濃厚
違約金157.5億円に設定され、フィナンシャル・フェアプレーに抵触する可能性も…
バルセロナは2年連続でのパリ・サンジェルマン(PSG)からの大物引き抜きを阻止したようだ。クロアチア代表MFイバン・ラキティッチに対してオファーが届いていたものの、財政ルールから見て非常に難しくなったとスペイン紙「マルカ」が伝えている。
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ラキティッチはロシア・ワールドカップでMFルカ・モドリッチ(レアル・マドリード)と中盤センターコンビを組み、絶妙な連動性を披露。同国史上初となる準優勝を成し遂げた。献身的かつ冷静なプレーぶりには世界中から感動の声が挙がったが、両者の能力をビッグクラブが見逃すはずはなかった。
モドリッチについてはセリエAインテルからのオファーがあり、それを本人が否定しているとの報道がかまびすしいが、相棒のラキティッチにも噂が出ていた。ターゲットとしているのはPSGだ。昨夏ブラジル代表FWネイマールをフットボール史上最高額となる2億2200万ユーロ(約293億円)で獲得するなど圧倒的な資金力をバックに補強を繰り返しているが、中盤のキープレーヤーとしてラキティッチに目をつけ、オファーを出しているという。
ただここでPSG側のネックとなるのは、バルサが提示した違約金の額だ。ラキティッチの“値札”は現在1億2500万ユーロ(約157億5000万円)に設定されており、これはUEFAが定めるフィナンシャル・フェアプレーに抵触する可能性を踏まえて支払うのは難しい状況のようだ。
ラキティッチはルイス・エンリケ前監督体制のもと入団後、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(現ヴィッセル神戸)らと中盤インサイドハーフを組み、攻撃を促進してきた。バルサに不可欠なピースであると同時に、今回のPSGのオファー断念は、30歳にしてさらに市場価値を上げたと言えるのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)