モウリーニョが改心!? 今季初黒星を招くミスへの批判自重「良い時だけ分析する」
不用意なPK献上に「試合を勝つことを不可能にした」と嘆息も…
マンチェスター・ユナイテッドは現地時間19日、プレミアリーグ第2節の敵地ブライトン戦で2-3と今季初黒星を喫した。チームを率いるジョゼ・モウリーニョ監督は、これまでフランス代表MFポール・ポグバやイングランド代表DFルーク・ショーなど、選手個人を公の場で批判し、各メディアの見出しを飾ってきたが、ブライトン戦後に「もう選手個人の批判はしない」と発言している。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が伝えた。
前半25分、27分と立て続けにゴールを許したユナイテッド。同34分にベルギー代表FWロメル・ルカクが1点を返すも、前半終了間際にPKを献上して、2点ビハインドで試合を折り返した。後半になってもスコアはなかなか動かず、アディショナルタイム5分にようやくポグバがPKを沈めたものの、一歩及ばなかった。
モウリーニョ監督は英公共放送「BBC」のインタビューで、試合を振り返っている。
「我々の犯したミスが罰されたんだ。私にとってはそれだけのこと。我々は大事な時に、自分たちを殺すような信じられないミスをした。特に(ブライトンの)3点目。ハーフタイムには1-2で入れると思っていた時の、あの3点目が後半に影響した。基礎的なミスをし、それらが試合を勝つことを不可能にした」
ところが、ポルトガル人指揮官はこの敗北がチームの“大きなミス”が原因だとしたものの、選手個人の批判はしなかった。
英衛星放送「スカイ」に対し、「私が選手一人ひとりのプレーについて非難すると、君たちは認めない。プレスや解説者は私がそういうことを言うと(私を)批判する。だから、良い時だけ選手たちのパフォーマンスを分析することにする」とコメントした。
考えを改めたというモウリーニョだが、今後もその発言には注目が集まりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)