進化するレアル ロペテギ新体制が開幕戦で見せた「ジダン時代」からの変化とは?
白い巨人がロペテギ流の“ティキタカ”スタイルで開幕戦勝利
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがユベントスに移籍して攻撃力低下が囁かれていたレアル・マドリードだが、今季開幕戦ヘタフェ戦で2-0と快勝を収めた。この一戦で、フレン・ロペテギ新監督の新たなスタイルが垣間見えるデータが記録されたと、スペイン紙「マルカ」が報じた。
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レアルは19日、日本代表MF柴崎岳が所属するヘタフェと対戦。スペイン代表DFダニエル・カルバハルと、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルがゴールを奪い、2-0で白星スタートとなった。
この試合で注目を集めたのが、ポゼッション率だ。ジネディーヌ・ジダン前監督からロペテギ監督に代わると、レアルはよりボールを保持するチームに変化。ヘタフェとの開幕戦ではポゼッション率78%を記録した。これは、2009年以降のデータでは、二度しかない数字だったという。
プレシーズンに行われた、ACミラン戦(3-1)でもこのスタイルはすでに見られていた。ヘタフェ戦で見せた最初の“テスト”で、ファンのハートをキャッチするだけのインパクトがあったはずだ。もっとシステムが完成に近づいていくことに、サポーターたちも興味を示している。ヘタフェのように守備的に戦ってくる相手に対し、ハイレベルなポゼッションから得点を奪っていくためには、より良い動き出しとプレーの変化が鍵になってくる。
また記事では、開幕戦で中盤の底に入った、ドイツ代表MFトニ・クロースが117本のパスを送り、今季のレアルはより多くのポゼッションを楽しむことができるだろうと伝えた。ロナウドの移籍やジダン監督の退任で、レアルは確実に変化し始めた。この新たなスタイルをどう進化させていくかが、タイトル獲得のポイントになるはずだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)