プレミアで場外バトル勃発 モウリーニョの「品格は金で買えない」発言にペップも反撃
シティが流したドキュメンタリー番組のワンシーンにモウリーニョが激怒
マンチェスター・シティが昨季のプレミアリーグ優勝を記念し、「オール・オア・ナッシング」というドキュメンタリー番組を配信した。この放送を受けて激怒したのが、マンチェスター・ユナイテッドを率いるジョゼ・モウリーニョ監督だ。ライバルクラブの指揮官は「品格は金では買えない」と、オイルマネーで潤う強豪を一刀両断。しかし、シティのペップ・グアルディオラ監督も「ジョゼに同意しない」と反撃し、ライバル同士が激しい舌戦を繰り広げている。英公共放送「BBC」が報じた。
シティのリーグ優勝への軌跡を克明に映し出したドキュメンタリー番組は、シティが1000万ポンド(約14億円)で放映権を売却し、ロッカールームの様子も収録。ユナイテッドの守備的な戦術を揶揄するシーンがあったため、宿敵の逆鱗に触れたのだろう。
モウリーニョ監督は「品格というものは金で買えないんだ」と宿敵のドキュメンタリー番組に噛みつき、舌鋒鋭く「対戦相手に敬意を払うようなファンタスティックな映画を作ることもできた。敬意を欠くようなことをする必要はないだろう」と批判。しかし、グアルディオラ監督もすぐさま反論した。
「敬意を欠くという点ではジョゼに同意しない。それは我々の意図ではない。あれは昨季を映像にしたものなんだ。このクラブは輝こうとしている。優勝しようとしていた。我々は自分たちのためにやったことだ。ファンにロッカールームのなかで何が起こっていたのか見てもらいたかったんだ」
グアルディオラ監督とモウリーニョ監督は、バルセロナとレアル・マドリードをそれぞれ率いている時代からの天敵同士。今季も宿命のライバルの舌戦が、プレミアを彩ってくれることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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