香川獲得に本腰のベジクタシュ、リバプールGKカリウスに2年レンタルのオファー提示
昨季に衝撃的なミスを犯し、今季の立場も危ういドイツ人GKにトルコから白羽の矢
日本代表MF香川真司の獲得に強い興味を示しているとされるトルコの強豪ベジクタシュが、昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝で衝撃的なミスを犯して知名度を上げてしまったリバプールのドイツ人GKロリス・カリウスを補強する意向があるという。英紙「デイリー・ミラー」が報じた。
カリウスは昨季のCL決勝で失点につながるミスを2回犯した。キャッチしたボールをアンダースローで味方につなごうとしたところを、目の前にいたレアル・マドリードの元フランス代表FWカリム・ベンゼマにカットされて失点すると、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルの正面に飛んできたミドルシュートも後逸してゴールを許した。
リバプールのユルゲン・クロップ監督はカリウスを擁護する発言をしていたが、一方でローマからブラジル代表GKアリソンをGK史上最高額の移籍金7500万ユーロ(約97億円)で獲得。チームにはベルギー代表GKシモン・ミニョレもおり、今季カリウスの出場機会はかなり厳しいものになると見られている。
そこで、ベジクタシュが実力者の確保に動いた。記事によれば、2年間のレンタルに加え、買い取りオプションをつけることでリバプールとすでに交渉を進めているという。ベジクタシュは攻撃的なポジションではドルトムントから香川かドイツ代表MFマリオ・ゲッツェのいずれかを獲得する意志を見せていると報じられている。補強に積極的なトルコの強豪は、失意から立ち直る場所を求めるカリウスを獲得するのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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