香川欠場のドルトムント、DFB杯で2部に辛勝 劇的決勝弾のロイス「酷い勝利だった」
今季の公式戦初陣が延長120分の死闘に… 意地の逆転勝利で辛くも2回戦進出
DFBポカールは現地時間20日に1回戦の残り試合が行われ、香川真司が所属するドルトムントはグロイター・フュルトに延長戦の末、2-1と土壇場で勝利を収めた。香川は遠征に帯同しておらず、この試合を欠場した。
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敵地に乗り込んだドルトムントは、2部に所属するグロイター・フュルトを相手に大苦戦。ドイツ代表MFマルコ・ロイスが何度もチャンスを作ったが、なかなかゴールを奪えずに前半を0-0で折り返すと、その後もネットを揺らすことができないまま、迎えた後半32分に痛恨の失点を喫してしまう。
その後も1点が遠く、敗色濃厚となったアディショナルタイム5分、起死回生の同点ゴールが生まれる。デンマーク代表MFトーマス・デラネイに代わって同29分にピッチに入っていたベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルが、ロイスのラストパスをワンタッチで押し込み同点。延長戦に突入後も両者譲らず、1-1のままアディショナルタイムに突入したが、最後は途中出場のイングランド人FWジェイドン・サンチョが右から送ったクロスをロイスが右足で押し込み、120分の死闘に終止符を打った。
今季最初の公式戦で薄氷の勝利となったドルトムントだが、ドイツ誌「シュポルト・ビルト」によると、試合後にロイスは「典型的なポカールの試合。幸運とともにシーズンを始められた。これを役立てることができると思う。僕らは自分たちがどの位置にいるのか、正確には分かっていない。これからまだ取り組まなくてはならないことがあることは分かっていた」とコメント。「酷い勝利だったけど、次ラウンドに進出できたことを喜ばなくてはならない」と辛勝だったことを認めつつ、2回戦進出を喜んだ。
ルシアン・ファブレ新監督の下、再スタートを切ったドルトムントだが、チーム全体としてまだ課題を多く残している様子。今回メンバー外となった香川の動向を含め、26日のRBライプツィヒとのブンデスリーガ開幕戦でどのような顔ぶれが先発メンバーに名を連ねるのか、注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)