ヤングなでしこ、史上初のU-20W杯決勝進出! イングランドを2-0撃破、殊勲のエース「優勝できる」
前半に植木と遠藤が連続ゴール 池田監督「先に得点できたのが大きかった」
ヤングなでしこの愛称を持つU-20女子日本代表が、世界の頂点まであと1勝に迫った。現地時間20日、フランスで開催されているU-20女子ワールドカップ(W杯)準決勝のイングランド戦に臨んだ日本は、前半のうちに連続ゴールを奪い2-0で勝利。この世代では史上初の決勝進出を決めた。
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池田太監督は準々決勝のメンバーから、左サイドバックを交代。DF高平美憂(ベガルタ仙台レディース)が入り、北村菜々美(セレッソ大阪堺レディース)がベンチスタートとなり、他は同じメンバーが並んだ。
拮抗した展開を破ったのは日本のエースだった。前半22分、中央でMF遠藤純(JFAアカデミー福島)から相手を背負った状態でパスを受けたFW植木理子(日テレ・ベレーザ)は、左右に小さなドリブルとフェイントで揺さぶり反転しながらの右足シュート。これがゴール左隅に決まり、日本が貴重な先制点を奪った。試合後に植木は「遠藤選手からもらって、後ろ向きでしたけど先制点が欲しかったので自分で打とうと。すごく嬉しかったです」とゴールを振り返った。
さらに同27分、右サイドでボールを受けたところからMF宮澤ひなた(ベレーザ)が一気に中央へドリブル突破。ゴール正面から左足で少し距離のあるシュートを放つと、クロスバーに当たった跳ね返りを遠藤が頭で無人のゴールに押し込んでリードを2点に広げた。
同34分には左サイドを崩し、マイナスに戻したパスを受けたMF長野風花(仁川現代製鉄)が右足で巻いて狙ったが、これは惜しくもファーサイドのゴールポストを直撃。前半のうちに3点目とはならなかった日本だが、2点をリードしてハーフタイムを迎えた。