「あわや重傷」「強烈キック」 神戸MFイニエスタ、日本人タックルで悶絶に海外注目

ヴィッセル神戸MFイニエスタ【写真:Getty Images】
ヴィッセル神戸MFイニエスタ【写真:Getty Images】

湘南MF齊藤と接触で倒れ込んだイニエスタ、試合が一時中断のワンシーンを海外も報道

 ヴィッセル神戸は19日のJ1 第23節湘南ベルマーレ戦で2-0と勝利を収めた。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは先制点の起点となるパスを通すなど活躍したなか、前半には相手選手と接触して悶絶し、会場が騒然とする場面が発生。その後、フル出場を果たしたものの、海外メディアはその場面に注目し、「あわや重傷」「強烈キック」と報じている。

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 そのワンプレーが起きたのは、0-0で迎えた前半22分だった。イニエスタが左足でパスを出した際、湘南のMF齊藤未月が伸ばした足が接触。イニエスタは苦悶の表情を浮かべてピッチに倒れ込み、自ら手でスタッフを要求する仕草を見せた。しばらく座り込んだまま立ち上がれず、チームスタッフの治療を受けて試合は一時中断。会場は騒然とした雰囲気に包まれている。

 チームメイトも不安そうに周りを取り囲み、試合は約2分間の中断となったが、治療を終えたイニエスタはピッチ内へ復帰。前半37分には、浮かせたパスをFW長沢駿の頭に通すと、落としからMF三田啓貴が流し込んで神戸が先制し、後半にも加点して2-0と勝利した。

「イニエスタがあわや重傷」と伝えたのは、米スポーツ専門テレビ局「ESPN」のスペイン語版だ。「神戸が湘南を撃破した一戦の最中、スペインの天才が強烈なキックを受けた」と、苦悶の表情を浮かべているイニエスタの様子を報じている。

 また、スペイン紙「AS」も「全てがゴールになるわけではない」と記した一方、「イニエスタは日本のリーグで厳しさを味わった。湘南戦で激しいタックルに苦しみ、痛めたが、プレー続行可能だった」と続けている。

 大事には至らなかったものの、激しい接触プレーで倒れ込んだイニエスタの様子は海外メディアでも取り上げられるなど、一挙手一投足に注目が集まっているようだ。

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