新生レアル、開幕戦でヘタフェに2-0快勝発進 柴崎岳はフル出場も得点演出できず
連動性ある攻撃を展開し、カルバハルとベイルがゴール
ヘタフェの日本代表MF柴崎岳が、レアル・マドリードとのリーガ・エスパニョーラ開幕戦に先発フル出場した。試合はポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがユベントスに去り、攻撃力低下が不安視されたレアルが2-0で勝利した。
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ロシア・ワールドカップ(W杯)での活躍後、移籍先を模索していると報じられた柴崎。またチームのフィジカル重視の戦いぶりもあって出場機会が得られるか不安視されたが、ペペ・ボルダラス監督は柴崎を中盤の一角として先発起用。一方でレアルはベルギー代表GKティボー・クルトワを補強した守護神の座にコスタリカ代表GKケイラー・ナバスを配し、W杯でMVPに輝いたクロアチア代表MFルカ・モドリッチはベンチからのスタートになった。
ロナウド移籍の影響からか、8万人収容のレアルの本拠地サンチャゴ・ベルナベウに空席が目立つなか、レアルが主導権を握る展開に。前半16分にブラジル代表DFマルセロのクロスからウェールズ代表FWギャレス・ベイルがポスト直撃のヘディングを放ち、ゴールの予感を感じさせる。するとスコアが動いたのは前半20分のことだった。左サイドからのクロスを相手GKが弾いたところ、最後はスペイン代表DFダニエル・カルバハルがヘディングでループシュート。レアルが1-0と先制に成功した。
柴崎はプレースキッカーなどで攻撃の活路を見出そうとするが、チャンスは訪れない。逆に後半6分、レアルはヘタフェの拙いビルドアップをスペイン代表MFマルコ・アセンシオがかっさらい、左サイドを抉ってからのラストパスをベイルが蹴り込んで2点目をゲットした。
その後も追加点こそ生まれなかったが、レアルはロナウドなしでも連動性ある攻撃を展開した。一方、ヘタフェは柴崎のゲームメーク能力を生かす場面はほぼなく、新シーズンへ不安の残る内容となった。
(FOOTBALL ZONE編集部)