涙のドイツ女子選手、励ます日本代表の一枚に反響拡大「これぞリスペクト」「大好きな国」
U-20W杯、日本女子代表が見せた振る舞いを世界称賛、ワンショットに広がり続ける反響
“ヤングなでしこ”の愛称を持つU-20女子日本代表は、17日のU-20女子ワールドカップ(W杯)準々決勝ドイツ戦で3-1と勝利した。大会公式インスタグラムが、試合後に涙を流すドイツの選手を励ます日本人選手の写真を投稿して反響を呼んだが、称賛が拡大し続けている。
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グループリーグを2勝1分の2位で勝ち上がった日本は、3戦全勝で1位通過のドイツと準々決勝で激突。0-0のまま迎えた後半14分にMF遠藤純が先制ゴールを奪い、後半25分にFW植木理子、同28分にFW宝田沙織が追加点を奪って一気にリードを広げた。終盤に1点を返されたが、日本が3-1と完勝している。
激闘が終了した瞬間、ドイツの選手たちは落胆の表情を浮かべ、そのまま地面に座り込んでしまう選手の姿も見られた。8強敗退に悔しさを隠しきれず、その場で涙を流す選手もいたが、4強へと駒を進めた日本の選手が見せた振る舞いが目に留まったようだ。
大会公式インスタグラムが18日に試合後の写真をアップし、途中出場のFW児野楓香が涙を流してへたり込むドイツ選手の手を優しく取り、慰めている様子が収められている。この写真が公開されると、すぐさま返信欄には日本への称賛コメントで溢れた。
それから1日が過ぎても反響は止まないようだ。「遺恨がなく、死力を尽くした試合が終わればお互いにリスペクトし合う戦友だ」と称えるものから、「大好きな国」「最高の瞬間」「スポーツマンシップ」「これぞ本当のリスペクト」という声も上がっている。
勝者の品格を示した日本の行動はFIFA(国際サッカー連盟)にも認められ、同フランス語版サイトでは「励まし」という項目のなかで、このワンショットを紹介された。日本が見せた振る舞いは今も称賛の的となっている。