神戸MFイニエスタ悶絶で一時中断 スペイン紙驚愕「残忍な強襲」「イエローなかった」
湘南戦でイニエスタがMF齊藤と接触、苦悶の表情を浮かべて倒れ込み約2分間中断
ヴィッセル神戸は19日のJ1 第23節湘南ベルマーレ戦で2-0と勝利を収めた。MF三田啓貴、MF郷家友太がゴールを決め、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは三田のゴールの起点となるなど存在感を放ったが、その一方で前半に相手選手と接触して悶絶するシーンが発生。スタッフから治療を受けるなど不穏な空気が漂った出来事にスペイン紙「マルカ」が反応し、「イニエスタへ残忍な強襲」と報じている。
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その場面が起きたのは0-0で迎えた前半22分だった。イニエスタが左足でパスを出した際、MF齊藤未月が伸ばした足と交錯。イニエスタは苦悶の表情を浮かべてピッチに倒れ込み、自ら手でスタッフを要求する仕草を見せる。しばらく座り込んだまま立ち上がれず、チームスタッフの治療を受けて試合は一時中断された。
元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキらチームメイトも不安そうに周りを取り囲んで様子を静観。会場も騒然とした雰囲気に包まれたが、約2分の中断を経て試合が再開され、治療を終えたイニエスタも大事に至らずにピッチ内へと戻った。
「イニエスタへ残忍な強襲…そしてイエローさえ出されなかった」と報じたのは、イニエスタの母国スペイン紙「マルカ」だ。「イニエスタは日曜日の試合で湘南ベルマーレのミツキ・サイトウから激しくアプローチされた」と記し、その場面について次のように伝えている。
「主審は笛を吹いてファウルと判定したが、日本人選手にイエローカードを出さなかった。イニエスタは膝の靭帯に損傷を与える可能性もあった接触で、激しく痛みを訴えた」
スペイン紙も驚愕の接触プレーとなったが、イニエスタは負傷交代することなくプレーを続行し、フル出場で勝利に貢献。チームメイトやファン、関係者がひやりとした場面だっただけに、母国メディアもレジェンドが悶絶する姿に気が気でなかったようだ。