清水、三度リードを奪うも浦和に同点弾を三回被弾 壮絶な打ち合いはドロー決着
清水が金子の2得点を含む3ゴールで先手を取るも、後半27分に失点して3-3の引き分け
清水エスパルスと浦和レッズの一戦は、激しい点の取り合いの末に痛み分けで終わった。19日のJ1リーグ第23節で浦和をホームに迎え撃った清水は、3回にわたってリードを奪ったが、全て浦和に追いつかれて3-3で引き分けた。
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この試合は、浦和の日本代表DF槙野智章が歴代100人目のJ1通算300試合出場、清水のMF石毛秀樹が同100試合出場を達成。清水はDFフレイレが出場停止でDF角田誠を起用し、浦和はMF柏木陽介をベンチスタートにしてキックオフした。
立ち上がりは清水ペースで進み、前半6分にFW北川航也が槙野の足の間を通すスルーパスを供給するとMF金子翔太が抜け出し、GK西川周作との1対1を制して先制した。しかし浦和も同11分、中央やや左サイドのペナルティーエリア付近でフリーキック(FK)を得ると、キッカーはMF阿部勇樹。右足インフロントで芸術的なカーブを描いた一撃はファーサイドに吸い込まれて、阿部は2016年7月9日の柏レイソル戦以来、約2年ぶりの直接FKでのゴールを決めた。
前半は1-1で終えた試合だったが、後半はさらなる点の取り合いとなった。まずは清水が後半6分、MF河井陽介のFKに走り込んだFWドウグラスが頭で押し込んで2-1とリードした。しかし浦和も同16分、清水のコーナーキックをカットしたところから一気にカウンターを仕掛けると、MF武藤雄樹のパスを受けたFWファブリシオが強引に突破してゴール。前節ハットトリックのストライカーの2試合連続ゴールで再び追いついた。
それでも清水は同18分、石毛のシュートは浦和DFにブロックされるが、ボールはフワリと浮いて西川の頭上へ。クロスバーに当たって跳ね返ったボールを金子が押し込み、この日の自身2点目で3-2と勝ち越した。しかし浦和は後半27分、コーナーキックの二次攻撃でゴール前にボールが入ると、槙野が相手GKの前でバックヘッドでのループシュートを狙い、これがクロスバーに当たってゴール内へ。またしても浦和が追いついた。
残り時間も両者が勝ち点3を狙ったが、4点目とはならずにこのまま3-3で引き分け。双方ともに勝ち点1ずつを分け合った。
(FOOTBALL ZONE編集部)