独代表MFクロースと視覚障害の少年との触れ合い動画が話題 「美しい」「心温まる」
UEFAスーパーカップ前に交流、公式ツイッターが動画を公開し反響
欧州サッカー連盟(UEFA)が15日に公開したドイツ代表MFトニ・クロース(レアル・マドリード)と、視覚障害のある少年との触れ合いが「心が温まる」と話題になっている。
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レアルはUEFAスーパーカップでアトレチコ・マドリードと対戦するため、エストニアのタリンに滞在していた。英紙「デイリー・メール」によれば、DFセルヒオ・ラモスとクロースは練習の合間を縫って、オープニングセレモニーで歌を歌う視覚障害の子どもたちと交流をしたという。
UEFA公式ツイッターが公開した動画では、エストニアの少年アーロンくんがクロースがいるロッカールームを訪問。アーロンくんは目が見えないため、立ち上がってクロースに向かい合うと、同選手の顔を触ってどんな顔なのかを確かめた。
クロースは終始笑顔。アーロンくんも指でそれを感じ、同選手に向かって「ハッピーみたいだね」と話しかけた。クロースは「ハッピーだよ。君はどう?」と返すなどリラックス。「少し長めの髪をしているね」と言われ「そうだね、前髪とトップは少し長くて、サイドと後ろは短いよ」と教えると、アーロンくんも「以前の僕みたいだ」と返した。
立ち上がるアーロンくんを支え、座る時も手をつなぐなど思いやりを見せたクロース。この動画に世界中から「とても美しい」「心が温まる」「今まで見たなかで一番かわいい」「トニ、君は最高だ」との声が上がっている。
なお、アーロンくんにとってスタジアムでのサッカー観戦は今回のUEFAスーパーカップが初めて。クロースとの会話のなかで、音声ガイダンスを使って試合を楽しむとコメントしていた。
クロースは自らも「トニ・クロース財団」を立ち上げ、病気と闘う子どもたちを支援する活動を行っている。チャリティーオークションにもワールドカップで着たユニフォームやUEFAチャンピオンズリーグで履いたスパイクなどをたびたび出品しており、ファンの一人は「彼はサッカー以外の時間をほとんどチャリティーに捧げている。ここまで慈愛の精神に満ちたアスリートは見たことがない」とツイッターに書き込んでいた。