アザールは「世界で一番になれる」 チェルシー新監督が“残された伸びシロ”に太鼓判
サッリ監督の見解は…C・ロナウド、メッシを超えるのも「全ては彼次第」
チェルシーのマウリツィオ・サッリ監督は、ベルギー代表MFエデン・アザールが世界一の選手となる日も近いと考えているようだ。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)やアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)を抜いて、「一番になれる」と賛辞を送った。英紙「ガーディアン」が報じている。
アザールは今夏のレアル・マドリード移籍が何度も報じられた。すでにプレミアリーグは9日に市場が閉幕し、移籍は国外に限られる状況。サッリ監督は「彼と最初に話した時から残留すると確信していた。だから、私が心配していたのは20日間だけ」と語っており、ロシア・ワールドカップ後の休暇から戻ってきたエースの去就に不安はなかったとしている。
アザールはこれまで事ある毎にC・ロナウドや、メッシの次にバロンドールを獲る存在だと言われてきた。チェルシーのアントニオ・コンテ前監督は「よりゴールが必要だ」と指摘していたが、サッリ監督はその称号を得るのに相応しい才能は持っていると絶賛している。
「この5年間、ロナウドはストライカーのようにプレーした。メッシもストライカーのようにプレーした。エデンは時々、ウインガーのようだ。エデンはこれからもっと良くなっていくだろう。我々が話しているのは欧州で最も重要な選手の一人だが、彼はもっと成長できる。彼は一番になれるだろう。世界最高のテクニカルスキル、最高の得点力があるが、全ては彼次第だ」
ロナウドとメッシはともに30歳を超えたが、その実力はいまだに健在で、サッカー界のトップに君臨している。チェルシーとベルギー代表でエースナンバーの10番を背負い、名将のサッリ監督も称えるアザールが、二人を超える日は近い将来訪れるかもしれない。それも「彼次第」だろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)