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レアル、PSGのロナウド獲得の史上最高額162億円オファーを一蹴
ヘライフィー会長は“CR7”を諦めない
パリ・サンジェルマン(PSG)がレアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド獲得に向け、サッカー史上最高額のオファーを提示して断られていたようだ。スペイン紙「AS」が報じている。
カタール資本が投入されて以来、オイルマネーを武器にビッグネームを次々に獲得してきたPSGの次なるターゲットは、CR7だった。事の発端は7月4日、マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長がカタールの首都・ドーハを訪れた際に、PSGのナーセル・アル・ヘライフィー会長とトップ会談。その席で、サッカー界の史上最高額である1億2000万ユーロ(約162億円)でのロナウド移籍を持ちかけたという。
ペレス会長の答えは「ノー」であったというが、ヘライフィー会長は諦めていないという。それは、マドリードでロナウドが最高の時を過ごしているわけではないという見立てがその理由のようだ。レアルのラファエル・ベニテス新監督との関係は最良のものではなく、この2シーズンで61ゴールを決めているロナウドが全幅の信頼を受けているわけではないとリポートされている。
現状、CR7とレアルとの契約は2018年6月まで残り、その年俸は2100万ユーロ(約28億円)だが、ヘライフィー会長にとって問題になる金額ではないとされている。
マンチェスター・ユナイテッドが6年前の放出時よりも高い金額での買い戻しを画策しているとも地元メディアに報じられたロナウド。PSGも本腰を入れて動くとなれば、一気に今夏の移籍市場で最大の目玉になる可能性がある。残留か、ユナイテッド復帰か、パリ移籍か。クラブへの移籍が成立する事態になれば、移籍金のサッカー史上最高額を更新することになるのは間違いなさそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images