U-21日本代表、第2戦で見えた「エネルギーと創造性」 英記者が“トリデンテ”を称賛

「日本のエネルギーや創造性はネパール戦には欠けていたもの」

 センターフォワードの旗手(順天堂大)は日本の攻撃の要で、前田(松本山雅FC)もスピードで攻撃を活発化。パキスタンのディフェンス陣は、機転が利いた日本のトリオの動きやパスに対処することができなかった。日本のエネルギーやクリエイティビティー(創造性)は、ネパール戦には欠けていたものだった。

 磨きがかかっていたのはフォワードだけではなかった。MF神谷優太(愛媛FC)は中盤で何度もセカンドボールを拾い、松本と良いコンビネーションを築いた。DF岡崎慎(FC東京)のビジョンとロングパス能力は試合開始2分の先制点の場面で、パキスタンディフェンスの鍵を開けた。

 日本はすでに決勝ラウンド進出を確定させた。森保監督は19日のグループリーグ第3戦ベトナム戦で選手のローテーションや、新たなコンビネーションにもトライできる。チームは試合をこなすごとに良くなっており、ここまでのパフォーマンスに関しては一定の満足感を得ているはずだ。

(マイケル・チャーチ/Michael Church)



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マイケル・チャーチ

アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。

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