宇佐美貴史、テストマッチで好調も… 独紙「コンディションを取り戻していない」

MF宇佐美貴史【写真:Getty Images】
MF宇佐美貴史【写真:Getty Images】

テストマッチ2試合で2ゴール、デュッセルドルフ監督にアピール

 現地時間19日に行われるRWコブレンツとのDFBポカール1回戦に向け、デュッセルドルフではスタメン争いが激しさを増している。今季、同チームに再加入した日本代表MF宇佐美貴史はテストマッチで好調さを示しているが、ドイツ紙「ザールブリュッカー・ツァイトゥング」は宇佐美についてコンディションが不十分との見解を示した。

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 宇佐美は8日に行われたFCレムシャイトとのテストマッチで、1得点1アシストをマーク。2-0で迎えた後半から出場し、後半8分にヘッドでチームに3点目を決めると、後半14分にはクロスでMFケナン・カラマンのゴールをお膳立てした。

 最終的に8-0で完勝したこの試合では、4得点を決めたカラマンに注目が集まったものの、ドイツメディア「RPオンライン」は「宇佐美がゴール」とのタイトルで、カラマンではなく宇佐美に焦点を当てた。ドイツ紙「エクスプレス」も「カラマンが4ゴール、宇佐美も復帰戦でゴール」との見出しをつけ、「チームは後半に戦力を入れ替えたが、そのなかには宇佐美の姿も。これが復帰から最初の試合となった彼は、投入から7分でベニト・ラマンのクロスを冷静に頭で合わせ、相手ゴールに押し込んだ」と伝えていた。

宇佐美は14日に行われた最後のテストマッチ、ベンラート戦では先発出場。前半42分にヘディングでチームの5点目をマークし、再び空中戦での強さを披露した。チームは13-0で圧勝。DFB杯1回戦のコブレンツ戦に向け準備が整い、あとはチーム内での競争に注目が移っている。

 こうしたなか「ザールブリュッカー・ツァイトゥング」紙は、コブレンツ戦に向け、フリードヘルム・フンケル監督がどのような陣容を組むか予想。「中盤に関しては、フンケル監督が4-4-2を選ぶのか、4-2-3-1を選ぶのかによる」とした上で、5部のコブレンツは深く引いて守るだろうと試合展開を予測し、「そのため、指揮官は扉をこじ開けるフォーメーションを組まなくてはならない。つまり、両翼に攻撃的な選手2枚を置くということだ。左サイドはラマンになる。タカシ・ウサミはまだコンディションを取り戻さなくてはならない状況なので、右サイドはダボール・ロブレンとドディ・ルケバキオの争いになる」と綴った。

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