モウリーニョとポグバ、“冷え切った”関係は修復不可能? 英紙「出て行きたいなら…」
開幕戦後のポグバ発言にモウリーニョ監督が不快感
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督と、フランス代表MFポール・ポグバの仲は修復不可能なところまでいってしまったようだ。英紙「ザ・サン」は、ホームスタジアムの「Old Trafford」(オールド・トラッフォード)をもじった「Cold Trafford」の文字をタイトルに打ち、二人の仲が冷え切っていると報じている。
事の発端は、現地時間10日に行われたプレミアリーグ開幕戦のレスター戦後のポグバのコメントだった。同選手は2-1で勝利した試合後、公の場で「言えることと言えないことがある。でないと罰金を受ける」と語り、「ハッピーでなければ、ベストは尽くせない」と現状に不満があるかのような言葉を残していた。
以前から衝突が報じられているモウリーニョ監督とポグバだが、同監督はレスター戦でポグバにキャプテンを任せ、信頼を示していた。ポグバも期待に応え、開始3分にPKで1点をマーク。モウリーニョ監督は試合後、ロシア・ワールドカップ(W杯)から戻って間もないポグバのフィジカルを「モンスター」とたとえ、そのプレーを「ファンタスティック」「アメージング」と称賛していた。
それだけに、モウリーニョ監督はポグバが発した言葉に不快感を覚えたのかもしれない。同監督はポグバに対し、不満があるならメディアに漏らすのではなく直接自分に話すよう促し、「もし、“また”マンチェスターを去るのなら、トランスファーのリクエストを出すことだ」と言ったという。ポグバは2012年にもっと多くのサラリーを求めて、ユナイテッドからユベントスへ移籍した経緯があり、「また」という言葉は当てつけのようにも感じられる。
対するポグバも一歩も引かず、モウリーニョ監督に対し、そういう話をするなら代理人のミノ・ライオラ氏を通してくれと言ったようだ。
ポグバを巡っては、バルセロナへの移籍の噂が浮かんでは消え、消えては浮かぶ状態だ。果たして、この衝突が決定打となって退団へとつながるのか。両者の今後の出方に注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)