バイエルン監督が“スマホ禁止令”発動 クラブハウスで選手同士「話をするのが普通」
コバチ監督がロッカールーム以外での使用禁止を通達、違反者には罰則も…
今季からバイエルンの指揮官となったニコ・コバチ監督が、チームに新たな規律を導入したようだ。ドイツ誌「シュポルト・ビルト」によれば、クラブハウスではロッカールーム以外の場所でのスマートフォンなど携帯端末の使用を禁じたという。
【PR】ABEMA de DAZNでラ・リーガの久保建英など欧州サッカーの注目試合ハイライトを全試合無料配信!
昨季前人未到のブンデスリーガ6連覇を果たし、今季も12日に行われたドイツ・スーパーカップで昨季DFBポカール覇者フランクフルトを5-0で粉砕し、幸先の良いスタートを切ったバイエルン。国内二冠とUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇を目標に、クラブが新たに迎えたのがコバチ監督だが、そのコバチ監督がチーム力の向上と一層の団結を目指して導入したのが、携帯電話禁止令だ。
記事によれば、携帯電話の使用はラウンジや食堂、医務室でも禁止。最初にそう告げた後もすぐに従わない選手が数人いたため、禁止令に背いた場合は罰則を設けることになったという。
「携帯電話の使用はロッカールームではOKだが、その他では禁止だ。一緒にプレーしているのだから、携帯電話をいじくり回すのではなく、ともに話をするのが普通ではないかと思う」
そう語ったコバチ監督。医務室にいる場合についても「理学療法士のところで横になっている際、選手は休むべきであって、忙しなく携帯電話に気を取られるべきではない。それに治療を受けている最中に、あの画面の光に効果があるとは思えないしね」と話し、手当てやマッサージを受けている間の携帯電話使用もよろしくないとした。
選手がクラブハウス内での様子をツイッターやインスタグラムにアップできなくなるのは、ファンにとっては寂しいような気もするが、これがコバチ方式。あまり締め付けがきついと反発する選手も出そうだが、新指揮官はどのように“アメとムチ”のバランスを取っていくのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)