ミラン本田、インテル戦にトップ下出場 鮮やかワンツーで好機演出!
中国で行われたミランダービー シュートゼロで前半終了時に途中交代
ACミランFW本田圭佑が25日、中国・深センで行われたインターナショナル・チャンピオンズカップ2015の中国ラウンド初戦インテル戦で今季初の先発出場を果たした。インテルDF長友佑都との日本代表対決で本職のトップ下を務めた背番号「10」は前半終了時に交代となったが、決定機を演出するなど見せ場を作った。
ミランは4-3-1-2システムでスタートした。GKはディエゴ・ロペス、DFは右からカラブリア、アレックス、エリー・デシリオの4バック。3ボランチは右からデヨング、ポーリ、ベルトラッチが並び、本田は「自分の家」と話していた本職で待望先発。2トップはマトリとニアングとなった。
長友は控え選手で構成されたインテルで本職の4バックの左サイドバックを務めた。ファーストシュートは11分に生まれた。左サイドで得たFKから本田が左足でクロス。DFエリーが高さを活かしたヘディングで合わせたが、ゴールはならず。続く13分には本田はニアングとワンツーを披露。ニアングがペナルティエリア内に侵入し、左足でシュートを放ったが、インテルGKカリッソが好セーブを披露した。
チャンスを演出した本田は長友の攻め上がった裏のスペースを活用し、リスクの少ないプレーを披露。前半終了間際には自陣深くに戻り、エンドライン際でクリアするなど持ち前の運動量でも貢献した。
背番号「10」は前半終了時点でお役御免となり、 トップ下のレギュラーと地元メディアに評価されているイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラと交代となった。
前半29分に給水タイムが設けられるなど、高温多湿の過酷なプレー状況で、本田はシンプルなプレーと攻守に渡る運動量に加え、好機を演出したが、残念ながらシュートゼロに終わった。それでも、今季初先発となったミラノダービーで、背番号「10」は及第点の45分となった。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images