「日本は魔法に満ちている」 神戸イニエスタの“伝説再現弾”に海外衝撃「史上最も象徴的」
神戸MFイニエスタが広島戦で弾丸ミドル弾 磐田戦に続く2試合連続ゴールに海外反応
スペインの名手が2試合続けて日本のファンを唸らせた。J1ヴィッセル神戸は15日、リーグ第22節サンフレッチェ広島戦を1-1のドローで終えた。首位チームに挑んだこの一戦で元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが、エリア外から弾丸ミドルシュートを叩き込んだなか、海外メディアはイニエスタがバルセロナ時代に叩き込んだ伝説の一撃を引き合いに出し、「スタンフォード・ブリッジの偉大なゴールを再現」と絶賛している。
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神戸は前半15分、DFティーラトンとGKキム・スンギュの連係ミスから失点。しかし同17分、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキから横パスを受けたイニエスタが魅せる。ペナルティーアーク左後方で対峙した広島MF川辺駿をカットインで置き去りにすると、カバーに来たDF野上結貴もかわして右足を強振。弾丸のようなシュートが広島のゴールネットを揺らした。
前節のジュビロ磐田戦でJリーグ初ゴールを挙げたイニエスタは、これで2試合連続ゴールをマークするなど圧倒的な存在感を放つ。母国スペインの「マルカ」紙は「スタンフォード・ブリッジの偉大なゴールを再現」と報道。さらに「イニエスタは神戸の選手として、最初の数週間で甘美な時間を過ごしている。先週の土曜日に忘れがたいゴールを決めた後、広島戦でもネットを揺らした」と記している。
スペイン紙が引き合いに出したのは、敵地スタンフォード・ブリッジで行われた2008-09シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦チェルシー戦だ。当時バルセロナに在籍したイニエスタは、0-1と1点ビハインドで迎えた後半アディショナルタイムにエリア前から強烈なミドルシュートを叩き込み、劇的同点弾でチームの決勝進出に貢献。バルサはそのまま勢いに乗ってマンチェスター・ユナイテッドも撃破し、3年ぶり3回目の優勝を飾った。