新生レアルに“燃え尽き症候群”の恐れあり? 新監督は否定「選手はよりハングリーだ」
UEFAスーパー杯でアトレチコに2-4敗戦、大会3連覇逃す
レアル・マドリードは現地時間15日、UEFAヨーロッパリーグ王者のアトレチコ・マドリードとUEFAスーパーカップで対戦。延長戦にもつれ込む激戦の末に2-4で敗れ、大会3連覇を逃した。スタメン11人の中に新戦力の名前はなく、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)3連覇による“燃え尽き症候群”が懸念されるが、今季から指揮を執るフレン・ロペテギ新監督は試合後、「それがハンディキャップになるとは思っていない」と語った。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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昨季までの9年間で451得点を決めたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがユベントスへ移籍したレアル。絶対的エースの代役となり得るアタッカーの獲得が実現しないまま、今季最初の公式戦を迎えた。
先発システムはトップ下を置いた4-2-3-1。GKケイラー・ナバスを筆頭に、DFダニエル・カルバハル、ラファエル・ヴァラン、セルヒオ・ラモス、マルセロ、MFカゼミーロ、トニ・クロース、ギャレス・ベイル、イスコ、マルコ・アセンシオ、FWカリム・ベンゼマという11人が並んだ。注目の新戦力であるベルギー代表GKティボー・クルトワはまだメンバー入りはせず、ブラジルの新星FWヴィニシウス・ジュニオールがベンチに座った。
試合は開始1分足らずでアトレチコFWジエゴ・コスタがゴールを奪い、序盤から激しい点の取り合いとなった。レアルはベンゼマとラモスのPKで逆転するも、後半34分にはコスタのこの試合2点目で同点とされ、迎えた延長戦ではMFサウール・ニゲス、MFコケにゴールを許した。
「フットボールでは良い日もあれば悪い日もあって、勝つことも負けることもある。延長戦の初めは良かったが、3点目のゴールは感情的にも打撃になり、いくつかの場面でも劣っていた。それから4点目が生まれた。そういうことだ」
試合後、ロペテギ監督は試合をこう振り返った。
CL3連覇を成し遂げたチームからジネディーヌ・ジダン前監督と大黒柱のロナウドが去ったが、主力の大半はチームに残っている。新戦力によるレギュラー陣の入れ替わりも少なく、選手たちはこのチームですでに多くのタイトルを勝ち取っていることがハンディキャップになるのでは、と記者から質問を受けたが、ロペテギ監督は真っ向から否定している。