17歳久保建英「チャンスを頂き感謝」 FC東京から横浜FMへ期限付き移籍が正式決定
出場機会を求めて決断 「自分がもっと成長するためには、新たなチャレンジが必要」
U-19日本代表FW久保建英が16日、昨年11月にプロ契約を結んだJ1リーグのFC東京から横浜F・マリノスに期限付き移籍することが、両クラブから正式発表された。移籍期間は2018年12月31日まで。また契約により、期限付き移籍期間中にFC東京と対戦するすべての公式戦に出場できない。
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日本サッカーの未来を背負う逸材として期待される久保は現在17歳。スペインの名門バルセロナの下部組織に在籍していたが、クラブが18歳未満の外国人選手登録違反によりペナルティーを受けたため帰国を余儀なくされ、15年にFC東京U-15むさしに加入した。翌16年には中学3年生でFC東京U-18に飛び級昇格。2種登録選手として同年11月のJ3リーグに出場し、Jリーグ史上最年少出場記録を塗り替えた。
昨年にはJ1デビューも果たす一方、年代別代表の一員として5月には飛び級でU-20ワールドカップ(W杯)、10月にはU-17W杯に出場。順調にキャリアを積み重ねていたが、今季は長谷川健太監督の下で思うように出場機会をつかめず、リーグ戦では開幕からの3試合と第8節のセレッソ大阪戦(0-1)に途中出場したのみ。最近はメンバー外となることが多く、FC東京U-23の一員としてJ3リーグで10試合3得点だった。
久保は今回の移籍について、FC東京を通じて「優勝争いをするチームに少しでも貢献するため、日々の練習に取り組んで来ました。ただ、自分がもっと成長するためには、新たなチャレンジが必要だと考え、今回の決断をしました」と、出場機会を求めたうえでの決断と語った。
一方、移籍先となる横浜FMは今季のJ1で現在14位と低迷。プレーオフに回る16位名古屋グランパスと勝ち点1差、自動降格圏の17位V・ファーレン長崎と同2差と予断を許さない状況だけに、攻撃陣の新たなオプションとして久保にかかる期待も大きそうだ。
「今回、横浜F・マリノスでプレーできるチャンスを頂き感謝しています。間で受けてからのドリブルやシュート、状況判断が自分の得意なプレーだと思っています。チームの目標達成の為、全力で頑張りたいと思います」と横浜FMを通じてコメントを発表した久保。攻撃的なサッカーを展開するアンジェ・ポステコグルー監督の下で、どのようなプレーを見せるのか注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)