浦和、ファブリシオが来日初ハットトリック 磐田相手に4発快勝でリーグ戦3試合ぶり勝利

第22節磐田戦でハットトリックの活躍を見せたファブリシオ【写真:Getty Images】
第22節磐田戦でハットトリックの活躍を見せたファブリシオ【写真:Getty Images】

後半10分に先制点を奪うと、一気にゴールラッシュを見せる

 浦和レッズは15日、J1リーグ第22節のジュビロ磐田戦でブラジル人FWファブリシオが来日初ハットトリックを達成。4-0で勝ち点の並んでいた相手からリーグ3試合ぶりの勝ち点3を奪った。

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 浦和はDFマウリシオが累積警告で出場停止となり、前節にJ1通算550試合出場を達成したDF阿部勇樹を3バックの中央に起用。右ウイングバックにはMF森脇良太をスタメン起用し、DF橋岡大樹はベンチスタートになった。一方、MF中村俊輔ら怪我人が続出の磐田は3バックを採用し、1トップにFW川又堅碁を据えた。

 試合は浦和がボール保持率を高める展開になったが、この日はゴール前まで攻撃が完結することやバリエーションが大きく改善された。前半こそラストパスのズレやシュートミスでゴールを奪えなかったが、後半はスコアにそれが表れる。

 浦和の先制点は後半10分、右サイドの森脇にボールが入り、中央に入れたボールをFW興梠慎三が落とすと後ろから走り込んできたMF青木拓矢が強烈なミドルを放った。これは磐田GKカミンスキーにセーブされたが、こぼれ球をファブリシオが左足で豪快にネットに突き刺してリードを奪った。

 さらに浦和は同16分、左サイドを一気に駆け上がったMF宇賀神友弥にパスが通ると、そこから中央のMF武藤雄樹を経由してラストパスはゴール前でフリーのファブリシオに。カミンスキーが一気に距離を詰めて体を倒してセーブしようとしたが、ファブリシオは冷静に浮かせてゴールに流し込み2点目をマークした。

 磐田の名波浩監督は前線を川又からFW大久保嘉人に入れ替える手を打ち、ボールを保持する時間も少しずつ長くなったが、逆に浦和の最終ラインの背後を取るような攻撃はなかなかできなかった。

 逆に浦和は後半40分、武藤のコーナーキックからファーサイドに走り込んだDF槙野智章がダイビングヘッドで押し込んで追加点を挙げた。さらに同アディショナルタイムには、途中出場のMF荻原拓也が中盤から一気にドリブル突破してラストパス。これをファブリシオが左足で流し込んで、Jリーグでは初のハットトリックを達成した。最終的に4-0で勝利した浦和が、リーグ3戦ぶりの勝利で勝ち点を31に伸ばした。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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