ミラン、駆け込みでサイドハーフ獲得へ ジェノアのウルグアイ代表MFに白羽の矢
ラクサールとすでに個人合意 ラパドゥーラの保有権付きで交渉か
J1鹿島アントラーズでもプレーした元ブラジル代表MFレオナルド氏がスポーツディレクター(SD)に就任したACミランは、移籍市場閉幕までの駆け込みでサイドハーフの補強に乗り出したという。イタリアのサッカー専門サイト「カルチョメルカート・コム」が報じている。
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ミランが乗り出したのは、ジェノアのウルグアイ代表MFディエゴ・ラクサールだ。ロシアの強豪ゼニトから舞い込んだ移籍金1100万ユーロ(約15億円)のオファーをジェノアが拒否しているだけに、ミランには移籍金1800万ユーロ(約23億4000万円)が求められているとした。
ラクサールは今年のロシア・ワールドカップでもウルグアイ代表としてプレー。2013年のインテル加入でイタリアに渡り、即ボローニャへレンタルとなった。その後、エンポリ、ジェノアとシーズンごとにレンタルされ、最終的に元アルゼンチン代表DFクリスティアン・アンサルディの移籍に伴いジェノアに完全移籍と、不遇と言うに値するキャリアを歩んでいた。
それでもセリエAで通算130試合12ゴールの実績を持つサイドハーフに対し、ミランはすでに個人合意を取り付けているという。ジェノアにはミランからイタリア人FWジャンルカ・ラパドゥーラが半年間のレンタルで移籍しているだけに、その保有権も交渉に含まれる見込みのようだ。
ミランはここまで最終ラインや前線の補強はあったが、成立すればサイドハーフはラクサールが今夏初の補強になる。駆け込みで一気に交渉をまとめつつあるレオナルドSDの手腕は、ミランを復活に導くことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)