ザッケローニ元日本代表監督、C・ロナウドの苦戦を予言 「プラティニでさえ…」
キャリア初のセリエA参戦も、“守備の国”のスタイルに手を焼くと否定的な見解
2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)で日本代表を率い、現在はUAE代表監督を務めるアルベルト・ザッケローニ氏が、イタリア紙「イル・マッティーノ」のインタビューでポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがセリエAで苦戦すると予言している。
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ロナウドは昨季までスペイン1部レアル・マドリードに9シーズン所属し、公式戦438試合で450ゴールという衝撃的な成績を残した。今夏にイタリア王者ユベントスへ電撃移籍を果たしたが、ザッケローニ氏は活躍を期待する予想には否定的な見解を示している。
「彼はセリエAのピッチでいくつかの問題に直面することになるだろう。初年度は、(ミシェル・)プラティニでさえ思うようにプレーできなかった。彼はスペインで決めていたのと同じようなペースでゴールを決めることはできないだろうと思っている」
ザッケローニ氏は、“守備の国”と呼ばれるイタリアのピッチはスペインと違うと、かつてユベントスで活躍した元フランス代表MFの“将軍”ことプラティニ氏を例に挙げて主張している。そして、「ナポリもロナウドを獲得したようなものだ」と、“ストップ・ザ・ユベントス”の最右翼と見られるライバルにも言及した。
「ナポリにとってのロナウドは、カルロ・アンチェロッティ(新監督)だ。彼はプレミアリーグで指揮をするチャンスもあったのにかかわらず、デ・ラウレンティス(ナポリのオーナー)のプロジェクトに参加した」
イタリアで“北の3強”と呼ばれるユベントス、インテル、ACミランの全チームで指揮を執ったザッケローニ氏は、アンチェロッティ監督を確保したナポリを高く評価している。元日本代表監督の予言通り、ロナウドは初のセリエAで苦境を迎えるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)