リバプールFWサラーを襲った“スマホの悲劇” 騒動の中で操作を試みて地元警察に通報
開幕戦後、ファンに取り囲まれた車内で携帯を使用 ファンに通報されて混乱を招く
リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーが、ピッチ外で渦中の人となった。車を運転中に携帯電話を使用し、警察に通報されたことが英国内で騒ぎとなっている。英紙「メトロ」が報じた。
サラーはリバプールに加入した昨季、公式戦52試合で44ゴール16アシストと爆発。プレミアリーグでは32ゴールを挙げて得点王に輝いた。今季も8月12日のリーグ開幕戦ウェストハム戦で先制ゴールを奪い、4-0の勝利に貢献している。
そんな絶対的エースが、ファンによって投稿された動画により英国内で波紋を呼んでいる。記事によると、ウェストハム戦後に車で帰路につくサラーに対し、ファンがサインや写真を求めて車を取り囲み、身動きが取れない状態になってしまったという。
サラーは困り果てたのか、おもむろにスマートフォンを取り出し、状況が沈静化するのを待った。しかし、運転中に携帯を触る一部始終をファンに撮影され、警察に通報される事態にまで発展してしまったという。英紙「デイリー・メール」は、英国では車の運転中の携帯使用は禁止されているため、サラーの取った行動は違反に該当すると伝えている。
英衛星放送「スカイ・スポーツ」では、マージーサイド警察の「運転中に携帯電話を使用するフットボーラーがいるという通報を受けた。動画は関連部門に引き渡した。情報をありがとう」という声明を紹介。一方、リバプール側も「クラブは選手と話し合いの場を設け、マージーサイド警察に、映像とその状況についての情報を共有した。我々は、選手の内面的なフォローに取り組んでいくつもりだ」と説明している。
試合後の疲労感漂うなかで騒動に巻き込まれてしまい、サラーにとっては思わぬ開幕戦となってしまった。
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