「彼の意見は彼の意見」 レアルDFラモス、リバプール監督の“脇固め理論”に独自見解
クロップ監督の「どんな手段を講じても勝てばいい、ということはしたくない」に反論
レアル・マドリードのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスはセンターバックとして世界屈指の万能性を持つ一方、相手アタッカーへのマークが物議を醸すことが多い。特に槍玉となったのが昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝リバプール戦、エジプト代表FWモハメド・サラーが負傷退場したプレーだ。リバプールのユルゲン・クロップ監督は今もなお厳しい見立てをしているが、ラモス本人は「彼の意見は彼の意見」と言ったとスペイン紙「マルカ」が伝えている。
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CL決勝の前半、ラモスはサラーとの球際の競り合いで、もつれ合うように転倒。その際に相手の腕を極める“脇固め”のような形となり、全治3週間の負傷を負ったサラーはロシア・ワールドカップ(W杯)に出場したものの本領発揮できず。結果的にラモスはリバプールやエジプトなどのファンを筆頭に不興を買った。
リバプールを預かるクロップ監督は「私はどんな手段を講じても勝てばいい、ということはしたくない」と今も話しているが、ラモスは「僕はこの質問には答えないよ。彼の意見は彼の意見なんだから」と距離を置いて話し、こう続けている。
「もう自分は意見を話している。たぶんサラーが先に僕の腕を持ったわけだし、故意に選手を怪我させる意図はない。クロップ監督はなぜ負けたかを正当化したいんだろうけど、彼は自分の選手たちを見ていて、僕らを孤独にさせたいんだろう」
ラモスらしい人を食ったような物言いの一方で、「僕が最優秀監督を投票した時、彼を選んだよ」とクロップ監督の手腕を認めていると持ち上げた。今後も際どいチャージングがあればひと騒ぎありそうだが、ラモスとしては織り込み済みくらいに考えているのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)