独スーパー杯で遺恨 レバンドフスキへの“暴力行為”にバイエルン側が怒り心頭
5-0で圧勝も、後半に起きたフランクフルトDFアブラハムの肘打ちが物議醸す
現地時間12日に行われたドイツ・スーパーカップで、バイエルンはフランクフルトに5-0で圧勝した。昨季DFBポカール覇者を蹴散らしたブンデスリーガ6連覇の絶対王者だが、今季最初のタイトルをスッキリ祝う気にはなれないようだ。試合中にロベルト・レバンドフスキが受けた“暴力行為”に対し、ハサン・サリハミジッチSDのみならず、同選手の元代理人までもが噛みついている。
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問題のシーンは後半30分を過ぎてから。レバンドフスキがすでにハットトリックを達成し、バイエルンが4-0と大量リードを奪っていた局面で、フランクフルトのアルゼンチン人DFダビド・アブラハムがレバンドフスキの頬に強烈な肘打ちを見舞った。
レバンドフスキは顔を押さえて倒れ込み、悶絶。両チームの選手が集まり騒然となると、立ち上がったレバンドフスキがアブラハムに詰め寄り一触即発となった。両チームの選手たちがそこに割って入り、なだめたことで同選手はなんとか気持ちを収めたものの、アブラハムがイエローカードを提示されただけだったこともあり、バイエルン側の腹の虫は収まらなかった。
ドイツ誌「シュポルト・ビルト」によれば、試合後バイエルンのスポーツディレクターを務めるハサン・サリハミジッチ氏は、「完全に不要な行為。あんなことをするものではない」とコメント。「アブラハムはそもそも素晴らしい選手ではあるが、あのシーンでの振る舞いはとにかく正しくなかった。私はビデオ判定についてあれこれ言う人間ではないが、ロベルトのシーンはビデオを見るべきだ」と、イエローとの判定は正しくなかったとの見解を示した。
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