アーセナルGK、あわやオウンゴールのミスを揶揄したレバークーゼンに静かな怒り
開幕戦でのチェフの冷や汗もののプレーに、レバークーゼンが敬意を欠いた投稿
アーセナルの元チェコ代表GKペトル・チェフが、選手のミスを煽るような投稿をしたドイツ1部ブンデスリーガのレバークーゼンの公式ツイッターに大人の対応で反論した。
事の発端となったのは、現地時間12日に行われたプレミアリーグ開幕戦のアーセナル対マンチェスター・シティの一戦に先発したチェフのプレーだった。
U-20フランス代表MFマッテオ・グエンドウジのバックパスをゴールエリア内右で受けたチェフはそのまま左足で右サイドに展開しようとしたが、これがキックミスとなりゴールラインを割った。しかも、左のゴールポスト脇を通り、あわやオウンゴールという冷や汗もののプレーとなった。
このチェフのプレーに反応してSNS上に動画を上げるファンも多かったが、その一つに反応したのがドイツの強豪レバークーゼンの英語版公式ツイッターだった。まず「僕らはある男を知っているかもしれない…」と返信すると、立て続けに今夏レバークーゼンからアーセナルへ加入したドイツ代表GKベルント・レノを起点にゴールを奪った動画を投稿。「後方からの展開はこのようにやってほしい」と、まるでチェフへのあてつけのようなメッセージを送った。
しかし、クラブ公式の振る舞いとしてはふさわしいものではなかった。これにはチェフ本人がレバークーゼンに返信する形でツイートし、反論した。
「僕らアーセナルではビッグクラブが単なるフットボールチームで終わらないように重要な価値を共有している。フェアな競争、プロフェッショナリズム、スポーツマンシップを若いフットボーラーに教えることが最も重要なことだ。他のクラブでは同じ価値を共有できていないことが分かって悲しい」
36歳のベテランGKは敬意を欠いたレバークーゼンの行動に静かな怒りを燃やしていた。その後、レバークーゼンはチェフのツイートに対して、昨季までクラブに所属していたレノの出場を切望する意味でのジョークだったと弁明した。
(FOOTBALL ZONE編集部)