ミランSD、移籍市場最終週に活発な動き セルビア代表MFに総額100億円を提示か
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かつて鹿島でプレーしたレオナルド氏がSDとして交渉の場に臨む
J1鹿島アントラーズでプレー経験のある元ブラジル代表レオナルド氏がスポーツディレクター(SD)に就任したACミランが、移籍市場の最終週に駆け込み移籍で活発な動きを見せている。イタリアのサッカー専門サイト「カルチョメルカート・コム」が報じている。
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まずはチェルシーから、フランス代表招集歴のあるMFティエムエ・バカヨコの加入をまとめたという。初年度は500万ユーロ(約6億5000万円)のレンタルで、それにプラス3500万ユーロ(約45億円)の買い取りオプションが付くことになる模様。バカヨコは現地時間13日にもメディカルチェックを受け、そのまま契約に至ると報じられている。
さらにレオナルドSDは、国内のラツィオでプレーするセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ獲得にも一気に動いているという。イタリア王者ユベントスや国外のビッグクラブからも注目される相手に対し、1年間のレンタル料を4000万ユーロ(約52億円)で、7000万ユーロ(約91億円)の買い取りオプションをつける高額オファーを出すという。
レンタル料としては高額すぎるオファーだが、これはファイナンシャル・フェアプレー制度(FFP)への抵触を避けるためで、ラツィオに対して実質的な分割払いでの完全移籍を求めるオファーになるとした。また、レオナルドSDはラツィオに対してイタリア代表FWファビオ・ボリーニも相手先が求める場合は交渉に含めることを容認しているという。
イタリアは今季から開幕前に移籍市場が閉じるルールに変更され、17日夜には全ての獲得ができなくなる。中国資本から米ファンド「エリオット・マネジメント」にオーナーグループが変わり、強化部の体制も変更と全体的に出遅れた感があるミランだが、レオナルド氏はその遅れを最後の数日間で取り戻すことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)