クーマン監督はこれを受け、「1人、可能であれば2人はセンターバックを補強したい。これは非常に優先度の高いことだ。麻也とジョゼ(・フォンテ)だけでは少な過ぎる」と、守備陣の補強に動く構えを見せた。 昨季のプレミアリーグで38試合で33失点、王者チェルシー(32失点)に次ぐ堅守を誇ったサウサンプトン。吉田はその中で22試合に出場。本職のセンターバックだけでなくサイドバックで起用される試合もあった。絶対的なレギュラーというわけではなく、チームの主将で37試合に出場したポルトガル代表DFフォンテ、26試合に出場したベルギー代表DFトビー・アルデルバイレルトに続く、CBの3番手という立ち位置だった。 アルデルバイレルトがトットナムへと移籍し、ガルドシュが離脱 したことで、現状は吉田がレギュラー候補最右翼であることは間違いないだろう。 しかし、クーマン監督の公言通り、新戦力が加われば、ポジション争いは再び激しいものとなりそうだ。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images