名将ベンゲル、アーセナルは“解任”だった!? 元教え子が告白「解雇されてしまった」

前アーセナル監督のベンゲル氏【写真:Getty Images】
前アーセナル監督のベンゲル氏【写真:Getty Images】

2018-19シーズンまで契約が残るなか、22年間の長期政権にピリオド

 イングランド代表MFジャック・ウィルシャーは今季、2018-19シーズン長年在籍していたアーセナルからウェストハムに新天地を求めた。古巣時代にはアーセン・ベンゲル前監督の指導を受けたが、昨季限りで22年間の長期政権にピリオドを打った名将は自ら辞任したわけでなく、“解任”させられていたことを明かした。

 ベンゲル監督は2017年にアーセナルと2年の延長契約を結び、2018-19シーズンまで契約を残していた。しかし、昨季終了後に22年の長期政権にピリオドを打つことが決まり、退任のニュースは世界でも大きく取り上げられた。

 しかし、9歳の時にアーセナルのアカデミーに入り、2008年から計8シーズンにわたってロンドンの名門でプレーしてきたウィルシャーは、ベンゲル監督が実は解任させられていたことを告白。英公共放送「BBC」の「フットボールフォーカス」に対し、「僕は契約最終年だということもあって、当時の監督でもあったベンゲルと会談した」と当時を売り返った。

「当時、僕は負傷中で難しい状況にあった。なぜならフィットしてなかったし、プレーもしてなかった。どこも怪我をしている僕を欲しがらないからね。だから僕は残留することを決めてチームに戻ってきた。そして、彼らは最終的に1月に契約をする準備ができていた僕にオファーをしてきたんだ。ただ、その後アーセンは解雇されてしまった」

 キャプテンの(元ドイツ代表DF)ペア・メルテサッカーが少ない言葉で話してみんながショックを受けた。誰もが本当にショックを受けていたと思うよ。それは奇妙だった。誰もそんな日が来るとは思っていなかったし、それが全てを変えたんだ」

 ベンゲル前監督の解任の真相を明かしたウィルシャーだが、退団に関しては「彼は僕に正直だった」とエメリ新監督との会談が決め手になったという。アーセナルは、新たな指揮官の下で結果を出すことができるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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